2015の思い出ー写真集ー5-チャレンジングな秘策

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2015年は、新規の高校生が多く参加しました。

最近の傾向ですが、若年層の参加理由が「友達に誘われたから」に偏っていますね。

つまり、現場でどういう事が起きるかというと、

「あれ?今年、急に人が多いわね(゜゜)」

ということになります。

 

2015年は、特に女子高校生が多く参加しました。

さて、運行時、どのように起用しようかと案じ、彼女らに問うてみました。

「なにがやりたい?なにをやったら楽しめる?」

すると、

「盛り上げたいです!!!」ときたわけです。

 

これが、実は難題なんです。

昨今、一部の団体で、若者たちが異様に盛り上がっている事例が見られます。

あんなふうにはしたくないわけです。

今一度、彼女らに問います。

「あんなふうがいいのかな?」

「イヤ、あれは嫌です。」

ふむふむ、なるほど。

その辺の価値観は共有できると。

 

今年の運行で予想される状況として、

より安全に運行を遂行しなければならない。

すると、本ねぷたをコントロールする「かじ棒」のあたりが、

「やーやーどー」と声をかける余裕が無くなる。

例年であれば、フリーで動いている人員が、時折盛り上げに行くのですが、

おそらく、今年は状況がシビアであろう。。。

 

ここが、彼女らの仕事場かなと思いつつ、よぎる不安。

しかしながら、ここはHissatsuらしく、チャレンジングな一手を。

 

結果は、、、大成功(^。^)y-.。o○

ホントに良い仕事をしてくれました。

小粋な盛り上げ方をしてくれました。

盛り上げるタイミングもバッチリ(^。^)y-.。o○

きちんと相互にコミュニケーションもバッチリ(^。^)y-.。o○

 

なぜ、「盛り上げる」という行為が難題なのかというと、

それは、観客との距離感が難しいのです。

観客がテンション上がって、運行隊列に入り込むと、

危険!!!なんてもんじゃございません。

危険すぎるのです。

<<<運行隊列に侵入する方々、ホントに御遠慮頂きたいです”(-“”-)”>>>

 

さらに言えば、ねぷた運行は、

観客に必ず「見られる」行為です。

自分たちが楽しく盛り上がっていればそれだけで良いとは思いません。

見ている人にどんな印象を与えるかも考えたいところです。

ねぷたまつりの誤った(偏った)イメージを与えるのは忍びないと思うわけです。

 

こんな難題を、小粋にクリアした若い感性に、今年は脱帽(●^o^●)

 

 

 

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中川俊一 執筆コラム

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