思い起こせば、浅草ねぷたが始まったのも、震災のあった2011年でした。
その年の2月にご相談を受けておった矢先の震災。
その後、浅草の三社祭の中止のニュースを見て、浅草ねぷたの企画も延期か中止かと心配していたところ、
弘前さくらまつりが無事開催された頃に、浅草ねぷたを実施するとの連絡が来ました。
あらゆるイベントが中止になり、テレビCMまでが自粛。
そんな中での、勇気をもって実施を決定するという英断。心動かされました。
選んだ題材は、《連獅子・赤》
「獅子の赤子のエネルギッシュな舞」そんな制作イメージをもって臨みました。
「ねぷた」という文化がもつ可能性を、今という時代においてどのように活かせるのか?
そんな新たな命題を、考えるきっかけになりました。