今年で4年目となった「弘前ねぷた浅草まつり:略称⇒浅草ねぷた」
この浅草ねぷたについて、その中身や裏側をご紹介しようと思います。
さて、その第0回として、浅草ねぷたってなんじゃい?というところから。
浅草ねぷたは、浅草のNPOおよび商店街と弘前市が連携して行っている「首都圏PR事業」が本体です。
その企画の一環が、「浅草ねぷた」です。
このねぷたというある意味「飛び道具」的な地域資源の、浅草での役割は、ズバリ「賑やかし」です。
浅草の商店街を賑やかにして人通りを増やし、浅草と弘前双方の地域活性化を目指しています。
ねぷた自体が巨大な看板となり目で人を引きつけ、お囃子が耳で引きつける。そうして来て下さったお客様にPRを展開という手法です。
ねぷたを巨大な看板として用いるという点、弘前や津軽に居るだけでは決して持ちえない観点です。
正直「ねぷたはこんな用い方もあるのだ(#^.^#)」と感動しました。
この企画のきっかけを作って下さった、ある方の一番最初の言葉を思い出します。
「浅草の通り幅のサイズに合わせ、浅草の街並みともマッチするねぷたをオーダーメイドで制作可能か?」
「え、どんな題材で?」
「歌舞伎。」
十秒ほど考えて、「作れます!(^^)!むしろ作りたいです!(^^)!」
この1分ほどの会話の流れで、この企画に魅了されたのを覚えています。
その後、歌舞伎を題材にした人形ねぷたの過去4年間の制作経験をかわれて、我々の団体が担当になりました。
ちなみに、過去4年間(2002年~2005年)、歌舞伎を題材にしてみたらどうだと進言してくださったのは、
ねぷた団体の二代目の兄貴です。あの時、歌舞伎ねぷたを作っていなかったら、
この、浅草ねぷたの奇跡は起きなかったでしょうね(*^-^*)