一枚目は、昨年の浅草ねぷたの際に、浅草の方が開いてくれた振る舞い酒の宴席です。
100人以上が西参道通りというアーケードの下、数十メートルにわたって、ともに酒を飲みかわします。
二枚目は、昨年の弘前のねぷた小屋での夕食風景です。
20人余りが同じ釜の飯を食べています。
ねぷたには、人と人をつなぎ合わせていくという素晴らしい力があると思うのです。
さてさて、ここでこんな自慢の数字を出しましょう。
昨年の弘前ねぷたまつりでの、うちの団体の運行参加人数は、合計で143人でした。
みんな毎日、運行に参加してはいないので、一日平均にすると100人ほどでしょうか。
この数字が自慢なのではありません。
自慢なのは、制作に参加した人数です。
ナント98人もの人が、参加しています。(一日平均をとれば、20人弱くらいでしょう。)
約3分の2の人が制作から参加しているのです。
これが自慢なんです。
初代から受け継がれてきた「Hissatsuらしさ」なんです。
制作ー運行ー後片付けの全てを外注することなく、みんなの手で成し遂げること。
これが大事なんです。
しかもわざわざ手間のかかる人形ねぷたを起用する。
このことが、「人と人をつなぐ力」を確かなものにし、最大限に発揮できるのです。
つまり、人と人を確かにつないでいくために、みんなで人形ねぷたを作り上げているのです。
うちの団体が弘前ねぷた最長の42年連続賞を頂けるのも、
この「hissatsuらしさ」の恩恵です。
そして、「人と人をつなぐ力」は、現在とっても注目されています。
「地域力」とか「絆」とか「紐帯」とか「Social Capital」とか、、、聞いたことがありませんか?
最近では、人のつながりを多くもっている人ほど、長生きするという研究成果もあります。
まあ、難しいことはおいといて、
簡単に言えば、「一人ぼっちより、友達100人の方が楽しい」ってことです。
つまり、Hissatsuねぷた人は、「友達100人つくることが出来る」仕組みだということですね(●^o^●)