2014の思い出ー写真集ー28「歌舞伎の精神性」

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うちの団体は、弘前では珍しく、歌舞伎を題材にねぷたを作ることが多いでのです。

ところで、「歌舞伎=かぶき」という言葉の語源を知っていますか?

実は、漢字は当て字なんだそうです。

語源は、「傾く=かたむく」なんです。この言葉、古語では「かぶく」と読んだそうです。

これが名詞になって「かぶき」となるわけです。

古くからの伝統的な様式に、考えを安定させるのではなく、考えを傾けて、革新的な要素を取り入れていく。

こんな精神性があるのだそうです。

この精神は、芸術の分野では、当然の考えなのかもしれません。

時代によって鑑賞する側の「美しい」の価値観はいかようにも変化していくわけですから。

作る側や見せる側が、価値観の変化についていけなかったら、その文化は消滅してしまうでしょう。

続かないということは、伝統にもなりえないですね。

話を「ねぷた」と合わせましょう。

ねぷたは、お囃子という音楽や、立体造形という美術を含み、そして、運行は身体表現と解釈することが出来ます。

つまり、ねぷたは総合的な芸術表現と言えますね。

であるならば、歌舞伎の精神性「傾く」がしっくりきそうですね。

「ちょっと待った!!!」という声が聞こえてきそうです。

「ねぷたは祭でしょうよ!!!」

さて、それは本当にそう言えるのでしょうか?

この続きはまた次回(●^o^●)

 

 

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中川俊一 執筆コラム

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