2015の思い出ー写真集ー9-台湾の花燈制作技法の活用

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台湾にも、ねぷたのような人形灯籠があります。

その名も「花燈」

両者には、様々な違いがあるのですが、

写真にある人形ねぷたの一部に、台湾方式を活用してみました(^。^)y-.。o○

写真だけでどの部分かがわかった方は素晴らしい!!

普通はわかるわけないですよね。

何が違うのかというと、表面素材に和紙ではなく布を用いているんです。

ねぷたでは、和紙が一般的ですが、台湾の花燈では布が一般的です。

和紙の良いところは、内部の照明が外側から見えないこと。

でも、和紙自体の強度や接着強度に難があります。

布は逆に、強度はありますが、内側の照明が見えてしまいます。

そこで、台湾の林先生の制作現場で用いられている、

布材に特殊配合塗料を塗ることで、その欠点を可能な限り補いました。

さて、人形ねぷたの二つの部分で用いていますが、わかりますか?

 

余談ですが、その部分が今年のまつり期間中にゲリラ豪雨の直撃をくらいました。

うちの小屋の特性も相まって、バケツをひっくり返したようなまるで滝のような水の直撃をくらいました。

でもでも、色落ちはもちろん布のはがれも全く生じませんでした!!!

 

ちなみに、答えは弘前城の石垣の部分と、ピンク色の桜吹雪の部分です。

課題としては、表面がざらつくため細かい描写が施しにくい点ですが、

この台湾方式の技法、かなり有用ですよ(^。^)y-.。o○

 

 

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中川俊一 執筆コラム

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