組ねぷたクイズ第17問ー解答

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答え:○

組ねぷたは、その内部に照明を配置した立体造形である。

それゆえ、内側から光を発する「発光体」である。

 

一般に、立体的な造形物はそれ自体が光を発することは無い。

外側の光源からの光を、その表面に反射することで、人間の目に認識される。

この際、その光源の位置によって、立体造形には陰影(明暗)が生じる。

つまり、光が当たる面は明るく、当たらない面は暗く見える。

この明暗差を認識することで、経験則的に、その物体の形状や凹凸を認識する。

 

しかしながら、内部から光を透過して、それ自体が発光する組ねぷたは、上記の原則が適用されない。

組ねぷたの内部照明は、和紙を透過すると同時に内部で乱反射するため、その表面に陰影を生じさせない。

つまり、明暗差が生じない。

よって、経験則的に、形状や凹凸を認識することが困難になるのである。

 

それゆえ、墨で強い陰影を描く。

同時に、色付けもグラデーション(ぼかし)を効かせて、その形状を認識しやすくするのである。

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中川俊一 執筆コラム

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