答え:✖
ねぷたは内部に照明が設置される。つまり、発光する立体造形である。
発光体は、通常の物体と異なり、陰影が生じないため、形状の認識がしづらい。
これを補って、影の部分などを描写するのが、墨入れ(書き割り)の技法である。
よって、細く目立たなくではなく、太く目立つように描写される。
これは技法的に、アニメの輪郭線や、歌舞伎の隈取の化粧法にも通じる技である。
昨今は、内部の照明の明るくなっているので、墨線がより太く描かれている。
発光体における墨=黒=影の描写は、存在感が際立ち、組ねぷたの出来具合を決める重要な技であると言われている。
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