2015年の弘前ねぷたまつりが終わり、後片付けも一段落して、ほっと一息ついていたタイミングでした。
HPからの問い合わせメールが届きました。
それが、この銀座・和光のショーウィンドウ制作のご依頼でした。
東京の制作現場で再認識できたこと。それは、、、
『ねぷた=発光する立体造形の制作技法としての唯一無二の存在』
立体造形の制作には、様々な技法が存在しています。
しかしながら、”発光する”立体造形の制作技法は、極めて希有な存在です。
針金という線の材料で立体を形成する「骨組」の特性
内部照明を乱反射させ立体を均一に発光させる「和紙」の特性
明暗のコントラストを補正する「墨」の特性
これらの技法は、「発光する」という特性から生み出される「美しさ」を最大限に高めるためのものです。
今回のお仕事で、このことを強く再認識できました。
つまり、ねぷたの技法のさらなる可能性を感じることができました。
立体造形の制作技法として、どんなチャレンジができるか、
これからも追及していきたいと考えています。