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カテゴリー:かんがえ
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「ねぷたの今を考える」第2回
「参加団体の現状と意識」 では、各参加団体の運営状況はどのようになっているだろうか。
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「ねぷたの今を考える」第1回
第一回 まつり参加団体増加を考える。 ねぷたまつりは資料に残るだけでも300年以上続いている、この地を代表するこの地に深く根ざした文化である。 弘前大学では、このねぷた・ねぶたを対象とした調査を、一九八六年(人文学部)に行っている。
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浅草ねぷたの奇跡 第4回 「担い手」
今回は、浅草ねぷたの担い手について説明しましょう。 我々の団体では、ねぷたの制作と運行を担当しています。 しかし、浅草ねぷたのような大きな事業を担うには、我々の団体だけでは大変です。
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浅草ねぷたの奇跡 第3回 浅草由来の題材
さて、今回は浅草ねぷたで運行されている人形ねぷたの題材についてお教えしましょう。 左の写真は、浅草の伝統芸能である「金龍の舞」を題材にした人形ねぷたです。
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浅草ねぷたの奇跡 第2回 「さしまた」
今日は、「さしまた」について説明しましょう。 まずは、言葉。日本語では正確には「さすまた」が正しい表記ですね。 最近では、距離をとったまま不審者を抑え込むものとして、「刺股」をよく見かけますね。
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浅草ねぷたの奇跡 第一回
今回は、浅草で運行されている人形ねぷたが どのように設計され制作されているかをご説明しましょう。 まずは、浅草というまちの条件を整理しましょう。
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《浅草ねぷたの奇跡》投稿連載開始します!
今年で4年目となった「弘前ねぷた浅草まつり:略称⇒浅草ねぷた」 この浅草ねぷたについて、その中身や裏側をご紹介しようと思います。 さて、その第0回として、浅草ねぷたってなんじゃい?というところから。
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第16回 「おわりに」―守りそして受け継ぎたい―
人形ねぷたの技法と魅力を伝えるために、ペンを執ったこの連載も今回が 最終回となる。 最後に私が述べたいと思うのは、ねぷた祭りの文化を引き継ぐ次世代の 子どもたちや若者たちのことだ。
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第15回 「解体」―また来年作るための最初の作業―
最近は、津軽にも残暑なるものが存在するが、私が子どものころには、ねぷた祭りが終わると、大人たちが口をそろえて「もう秋だなぁ。」なんて言いながら、解体の作業をしていた。
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第14回 「魅力」―現代社会における意義―
人形ねぷた制作の「手間」、言い換えれば「作業量」は、扇ねぷたに 比べれば、数十倍から百倍近く人形ねぷたの方が多い。 私は他の団体の関係者に「よくもあんなに手間がかかるものを毎年作るね。」 とよく言われる。けれども私はそうは思わない。
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第13回 「費用」―実はそんなに高くない―
今回は、人形ねぷた制作にかかる費用について解説していこうと思う。人形ねぷたの材料は、毎年買い揃えなければならないもの(針金、和紙、墨、ロウ、染料など)と、何年間か使い回しができるもの(木材、電球、ソケットなど)がある。順に説明していこう。
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第12回 「色付け」―意外にも皆でできる作業―
人形ねぷた制作の最後の作業となるのが、「色付け」の作業である。 ねぷたに用いる色の材料は、主に染料と顔料であったが、最近では、ポスター カラーなども用いられるようになった。
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第11回 「蝋引き」―独自の技とその精神性―
墨入れが終わり、人形ねぷたの輪郭が次第に見えてくると、次に行うのが、 蝋引きの作業だ。蝋を熱して溶かし、和紙に引いていくのだけれども、 それに適した温度は、おおよそ130度ほどとかなり高温で危険が伴う。
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第10回 「墨入れ」―感謝、そしてまた感謝―
紙が貼り終えられた人形ねぷたに、最初に入れるのが墨だ。 次が蝋で、最後に色を入れる。この墨入れで人形ねぷたの優劣が決まる とも言われるほど、重要な作業である。
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第9回 「台座部分の絵の制作」―皆でできる作業―
人形ねぷたの台座は、上から順に、高欄、蛇腹、板隠し、開き、額という 名称で呼ばれる5つの部分から構成されている。 この台座は、建物を模しているといわれるけれども、それがよくわかるのが 高欄という部分だ。
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第8回 「紙貼り」―人形ねぷたを象徴する作業―
「紙貼り」は、組み上がった骨組みに一枚ずつ厚手の和紙を貼ってゆく 作業である。昔は、奉書紙をでんぷん糊で貼り付けていたけれども、 今では、木工用のボンドで化学繊維入りの和紙を貼り付けている。
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第7回 「照明の設置」―発光体であるが故に―
今回は、組み上がった骨組の内部に設置する照明について述べようと思う。 内部の照明には、主に電球が、一部には蛍光灯も用いられる。これらが普及する以前は、もちろんロウソクが用いられた。
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第6回 「骨組みその3」―流線の美しさ―
今回は、まず、人形ねぷたの骨組みに用いる針金の小技を紹介しようと思う。 前にも話したけれど、針金は、一般的に六十cmほどのコイル状に巻かれた状態で売られている。
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第5回 「骨組みその2」―デフォルメ―
前回、ゆがみやねじれを生じさせずに、針金を変形させるという技術が、骨組みを組む人間には必要だと述べたけれども、その技術だけでは、人形ねぷたを組むことはできない。次に必要となるのは、意図的にゆがみやねじれを生じさせる技術だ。
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第4回 「骨組み」―線から立体へ―
今回は、骨組みについて解説していこうと思う。骨組みとは、人形ねぷた制作の、一番最初の作業で、針金や竹を用いて人形の骨格を組み立てる作業のことだ。
