答え:✖
現在では、木工用のボンド(酢酸ビニル樹脂系エマルジョンタイプ接着剤)を用いるのが一般的である。
木工用のボンドを用いる以前は、でんぷんのりに白玉粉などを配合し手作りしていたという。
しかし、でんぷんのり系の接着剤は金属の接着が難しく、そのため以前は針金の骨組みに紙テープを巻きつけていた。
木工用のボンドの利点は、
乾くと被膜が透明になること。
接着力がでんぷんのりより強く、ある程度金属も接着可能であること。
水溶性であること。
水溶性であるがゆえに、彩色を施した際、ボンドを塗布した部分にも水溶性塗料が入り込める。
しかしながら、同時にそれは耐水性が低いという事でもあるため、長時間雨に打たれると、貼り付けた紙がめくれはがれてしまう。
ねぷたの完全防水加工は、これまでも様々な試みが成されているが、この接着剤の課題が残されている。