答え:✖
一般的に、人形ねぷたの頭部は通常の人体比率より大きく作られる。
これは、遠近感を補整するデフォルメである。
通常、人形ねぷたの構図では頭部は、高い位置に配置される。
これにより、見る人の視点からは遠い位置に頭部がきてしまう。
人形ねぷたに限ったことではないが、人体を表現する際、顔の表情は非常に影響力の強い要素である。
そのため、「勇ましさ」などを表現したい場合は特に、顔の表情を見る人に大きく見せ、強く印象付けたい。
それゆえ、頭部を大きく作るのである。
このようなデフォルメの事例は、神社仏閣の山門に配されている金剛力士像などにもよく見られる。