浅草ねぷたの奇跡 第4回 「担い手」

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今回は、浅草ねぷたの担い手について説明しましょう。

我々の団体では、ねぷたの制作と運行を担当しています。

 

しかし、浅草ねぷたのような大きな事業を担うには、我々の団体だけでは大変です。

今年から、弘前ねぷた参加団体協議会を通じて、

様々なねぷた団体にも呼びかけを行い、浅草ねぷたに参加して頂きました。

我々の団体のほかに、6つのねぷた団体の方々が参加しています。

 

浅草ねぷたという緊張感のある現場を共有することで、

ねぷた団体を越えた友好の絆が育まれています。

浅草ねぷたは、ねぷた団体の情報共有の機会としても捉えることが出来るんです。

 

さらには、うちの団体の人的ネットワークを最大限に使って、

専門的技術者の方々にも参加して頂きました。

演劇の舞台監督、大道具、大工、建築士、アーティスト、みんな超一級の腕前です。

 

こうして、ねぷたを通して人と人の和が広がっていく。

ねぷたの醍醐味ですね。

 

それから、忘れてならないのが、子どもたちです。

弘前から子どもたちも参加しています。

でも、子どもたちの旅費は支給されないので、みんなで節約をして捻出します。

次代を担う子どもたちにも貴重な経験を積ませたいのです。

 

さらには、津軽地方出身関東在住の方々によって組織された

津軽ひろさき応援隊の皆様が50人以上参加して下さっています。

これに、浅草のまちの方や弘前市役所などの方々も加わります。

こうして、浅草ねぷたに集結した人員は総勢200人以上、老若男女、官民問わず、弘前在住も問わず、

唯一の共通する点は、「弘前ねぷたへの愛」だけ。

 

連なったねぷた灯籠は5台、隊列は150メートル。

スカイツリーを望む雷門通りで一直線に並ぶ様は壮観です。

なんだか、最高にうれしい瞬間なのです。

 

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中川俊一 執筆コラム

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