表面に貼る素材
ねぷたでは紙貼りですが、花燈では布貼りです。
ねぷたは、木工用ボンドで貼りますね。
でも、これだと雨に弱いんですよね。
花燈はとっても雨に強いんです。
針金も電気溶接しちゃいますから。
なので、布貼りも木工用ボンドは使いません。
「グル―ガン」を使います。
なに?って感じかもしれません。
別名ホットボンドという人もいますね。
要は、プラスチック樹脂を熱で溶かして、それを鉄砲みたいなガンで打ち出すんです。
日本でも、手芸で最近よく使われますね。
このグル―ガンを使って、布を貼っていくわけです。
針金のコマ(マス?)ごとに一枚ずつ貼っていくわけでもありません。
割と一気に貼っていきます。
針金は溶接、表面は布、接着剤はグル―ガン。
雨に対しては、無敵ですね。ねぷたのようにビニールシートなんて全くかけません。
ランタンフェスティバルでは、10日間ほど屋外に展示しますが、
雨が降ったら、布の透明度が上がってきれいだなって感じです。
さて、ねぷたで使えますかね?
たぶん無理。。。ロウと原理が一緒なんで、色が入らなくなりそうです。一応、今度やってみますが(●^o^●)
本稿は、日本学術振興会科学研究費助成事業である「日本および東アジアの人形燈籠(lantern)制作技法の比較分析」(研究課題番号25770055)の研究成果の一環を報告したものである。